【もしもの時に備える】ペットの救急対処法

【もしもの時に備える】ペットの救急対処法

ペットは言葉を話せないため、突然の体調不良や事故が起こると、飼い主様が冷静に対応することが大切です。
本記事では、犬や猫の緊急事態における対処法や応急処置の方法、事前に備えておくべきことについて解説します。


◎ 犬・猫の緊急事態対応(誤飲・熱中症・怪我・中毒など)

ペットに起こりやすい緊急事態には、以下のようなものがあります。
それぞれの症状を理解し、適切な対処ができるよう準備しておきましょう。

誤飲・誤食

⚠ こんな時はすぐに病院へ!
・チョコレート、ネギ類、キシリトール、ブドウなどの有害食品を食べた
・針やガラスなどの危険な異物を飲み込んだ

【応急処置】
すぐに動物病院へ連絡し、獣医師の指示を仰ぎましょう。
無理に吐かせるのは危険な場合があるため、自己判断は避けてください。

熱中症

⚠ 症状
・ハアハアと息が荒い
・ヨダレが大量に出る
・ぐったりして動かない

【応急処置】
・涼しい場所へ移動し、扇風機や冷たいタオルで体を冷やす
・水を飲ませる(無理に飲ませるのはNG)
すぐに動物病院へ連絡し、指示を仰ぐ

怪我・出血

⚠ 軽い出血の場合
・清潔なガーゼで押さえて止血
・傷口を消毒し、細菌感染を防ぐ

⚠ 大量出血の場合
すぐに動物病院へ連絡し、タオルや包帯で圧迫止血をしながら受診

中毒症状(農薬・洗剤・タバコの誤飲など)

⚠ 症状
・嘔吐や下痢
・ふらつき、けいれん
・意識がもうろうとする

【応急処置】
すぐに動物病院へ連絡し、何をどれくらい食べたかを伝える
できるだけ早く受診することが重要です。


◎ ペットの応急処置マニュアル

もしもの時に落ち着いて対応できるよう、応急処置の基本を覚えておきましょう。

呼吸が止まった場合
  1. 口や鼻に異物がないか確認
  2. 口を閉じ、鼻から息を吹き込む(人工呼吸)
  3. 胸が動くか確認しながら繰り返す
  4. すぐに病院へ連絡し、救急対応を依頼
けいれんが起きた場合
  1. 周囲の物をどけて、ペットが怪我をしないようにする
  2. 声をかけながら見守る(無理に抑えつけない)
  3. 発作の時間を記録し、動物病院へ連絡
骨折が疑われる場合
  1. 無理に動かさない(悪化する恐れがある)
  2. 体を安定させ、 すぐに動物病院へ連絡

◎ 福岡で夜間対応の動物病院リスト

ペットの緊急時に備え、夜間対応の動物病院の連絡先をメモしておくと安心です。

福岡夜間救急動物病院
【住所】福岡市博多区月隈5-2-40
【電話】 092-504-8999
【対応時間】21:00~翌5:00

※受診前に必ず電話で症状を伝え、指示を仰いでください。


◎ ペットを守るために備えておくべき3つのこと

日頃からペットの健康管理をしっかり行い、万が一の事態に備えましょう。

①救急セットの準備

・ガーゼ、包帯、ハサミ
・消毒液、止血パウダー
・スポイト(誤飲時の対応用)

②緊急連絡先を控えておく

・かかりつけの動物病院
・夜間救急対応の病院
・動愛園のサポート窓口 (最新の情報を挿入)

③健康チェックを習慣化

・毎日、食欲や排泄の状態を確認する
・元気がない、ぐったりしているときは早めに受診


◎ まとめ|ペットの緊急時に冷静に対応するために

ペットの突然の体調不良や事故に備え、応急処置の知識や対応できる病院の情報を事前に把握しておくことが大切です。

☑️ 誤飲・熱中症・怪我・中毒などの緊急事態に備える
☑️ 救急セットを常備し、応急処置の方法を知る
☑️ いざという時の連絡先をメモしておく

動愛園では、ペットの供養だけでなく、ペットの健康管理や緊急時のアドバイスも行っております。
万が一の際に慌てず対応できるよう、正しい知識と準備をしておきましょう。